墓じまいとは

【悲惨】墓じまいしないとどうなる?放置されたお墓の衝撃末路

この記事でわかること

  • 墓じまいしないと起こること
  • 墓じまいをすると不幸になるのか
  • 墓じまいの費用相場
  • 墓じまいのやり方・流れ

本記事では、墓じまいしないとどうなるのか、放置されたお墓の末路や管理費の問題などを詳しく解説します。

本編でも紹介しますが、初めに「墓じまいをしなかった人」の体験談をひとつ紹介します。

墓じまいをしなかった人
「お墓は先祖代々のものだから手放せないと思っていました。でも、親族が離れてしまって誰もお参りに行かなくなりました。ある日、お墓の近くに住む友人から連絡がありました。お墓が荒れてしまっているというのです。急いで見に行ったら、石碑が傾いていたり、雑草が生えていたりしてショックを受けました。管理者に連絡したら、解体費用や離檀料などが高額になっていました。」

このように、墓じまいしないと様々な問題が起こる可能性があります。

墓じまいは、お墓を手放すだけではなく、新しい供養方法を選ぶことでもあります。

お墓に対する思いや価値観は人それぞれですが、自分にとって納得できる方法を見つけることが大切です。

この記事を参考にして、墓じまいについて考えてみてください。

★墓じまいとは?必要?する理由は?

墓じまいをしないとどうなる?

墓じまいをしないと、お墓の管理や跡継ぎに関する悩みやトラブルが発生する可能性が高くなります。

また、無縁墓になってしまうと、お寺や墓地の管理者によって撤去されたり、共同供養墓に移されたりすることもあります。

自分や家族の将来を考え、故人との新しい供養の形を見つけるためにも墓じまいについて検討しましょう。

墓じまいをしないとどうなる?

  • 墓じまいをしない場合に後継者が負担すること
  • 墓じまいせずお墓(墓石)を放置するとどうなる?
  • 【体験談】墓じまいを無視した人の末路
  • 相続放棄しても墓じまいしないといけない?

墓じまいをしない場合に後継者が負担すること

墓じまいをしない場合、後継者はお墓の管理や供養に関する費用や手間を負担する必要があります。

また、お墓が無縁墓になってしまった場合、後継者は法的な責任も負う可能性があります。

墓じまいしない場合 後継者が負担すること

  • 費用や手間
  • 法的な責任

費用や手間

お墓の管理や供養にかかる費用や手間は以下のようなものです。

  • 管理費:お墓がある墓地や霊園に毎年支払う必要がある料金で、平均的には年間1万円程度です。
    管理費はお墓の清掃や整備、水道料金などに使われます。
  • 法要費:お寺にお布施として支払う必要がある料金で、平均的には年間3万円程度です。
    法要費はお盆や彼岸などの法事や年忌法要などに使われます。
  • 交通費:お墓参りや法事に参加するためにかかる交通費で、距離や交通手段によって異なります。
    遠方に住んでいる場合は、新幹線や飛行機などの高額な交通費が必要になることもあります。
  • 時間:お墓参りや法事に参加するためにかかる時間で、仕事や家庭の都合などで参加できない場合もあります。
    また、お墓の掃除や草むしりなども時間がかかります。

これらの費用や手間は、後継者が自分で行うか、専門業者に依頼するかによって変わります。

専門業者に依頼する場合は、さらにその分の料金が必要になります。

法的な責任

お墓が無縁墓になってしまった場合、後継者は法的な責任も負う可能性があります。

無縁墓:管理者や後継者が不明で放置されているお墓

無縁墓は民法上の祭祀財産として扱われます。

祭祀財産は分割できないため、継承者が不明な場合は家庭裁判所が継承者を指定します。

指定された継承者は、管理費の滞納や撤去費用などの法的な責任を負うことになります。

墓じまいせずお墓(墓石)を放置するとどうなる?

墓じまいせずお墓(墓石)を放置すると、お墓は無縁墓になり、管理者によって強制的に撤去されたり、遺骨が無縁仏として扱われたりする可能性があります。

また、管理費の滞納や撤去費用などの法的な責任も発生することがあります。

墓じまいせずお墓を放置するとどうなる?

  • 管理費を払わないと無縁仏、無縁墓になる
  • 公営や民営墓地は墓じまいされない
  • 寺院によっては墓じまいとは無縁の場合もある

管理費を払わないと無縁墓、無縁仏になる

管理費を払わないと、お墓は無縁墓とみなされ管理者によって撤去されたり、ご遺骨は無縁仏とみなされ合祀されたりする可能性があります。

これらの場合、遺骨は個別ではなく一括で供養されます。また、遺骨の一部は廃棄物として処分されることもあります。

公営や民営墓地は墓じまいされない

公営や民営墓地は、地方公共団体や公益法人が管理・運営している墓地です。

これらの墓地は、以下のような理由で撤去や合祀の対象になりにくいと言われています。

  • 墓地の使用権は永代的に保証されている場合が多い
  • 墓地の管理費は比較的安価である場合が多い
  • 墓地の空きスペースがある場合は、管理者は撤去するメリットが少ない
  • 墓地の撤去・解体・整地にかかる費用は高額であり、税金で賄われる場合もある

そのため、墓じまいせずにお墓(墓石)を放置しても、無縁墓になる可能性は低いと言えます。

しかし、管理費の滞納や法的な責任などのリスクも存在するため、完全に安心できるわけではありません。

寺院によっては墓じまいとは無縁の場合もある

寺院によっては、檀家の代替え永代供養などのサービスを提供しており、墓じまいをせずにお墓を守り続けることができます。

そのため、寺院によっては墓じまいとは無縁の場合もあると言えます。

しかし、これらのサービスには条件や費用がかかることもありますので、事前に寺院と相談することが大切です。

【体験談】墓じまいを無視した人の末路

60代女性

夫の実家のお墓を引き継いだが、夫に先立たれてからはお墓参りに行けなくなった。

子どもも海外に住んでおり、お墓の管理や法事に参加できなかった。

管理費や法要費の支払いも困難になり、お寺から督促の手紙が届くようになった。

50代男性

自分の実家のお墓を引き継いだが、仕事や家庭の都合でお墓参りに行けなかった。

お墓がある地域では、無縁墓に対して撤去命令が出されることになった。

後継者として指名された男性は、撤去費用や遺骨の移転先を探すことになった。

40代女性

一人暮らしで子どももいなかった。

自分の死後にお墓をどうするか考えていなかった。

女性が亡くなった後、親族から連絡が取れなかったため、遺骨は無縁仏として扱われた。

その後、遠方に住む親戚が女性の死を知り、遺骨を探したが見つからなかった。

相続放棄しても墓じまいしないといけない?

相続放棄をしたとしても、お墓や仏壇などの祭祀財産は、祭祀承継者が引き継ぐことになります。

祭祀承継者は、相続人とは異なり、遺言や慣習、家庭裁判所の判断によって決まります。

したがって、相続放棄をしたからといって、お墓の管理や墓じまいをしなくても良いというわけではありません。

★墓じまいをするのはよくない?罰当たり?不幸・体調不良になる?

墓じまいすると祟り・災いがある?

★墓じまいした人の体験談まとめ

後悔した話

トラブル事例→回避するためのポイント

★墓じまいの費用相場・補助金について

★墓じまいの方法・やり方・手順・流れ

★墓じまい後のご遺骨の供養方法(納め先の種類と選び方)

★墓じまい代行の選び方

まとめ:お墓の管理が難しい場合は墓じまいを検討しよう!

墓じまいしないでお墓を放置すると、管理者から無縁仏として強制的に撤去されたり、遺骨が他の無縁仏と一緒に合祀されたりする可能性があります。

これは故人やご先祖様への敬意に欠ける行為であり、後悔することになりかねません。

故人やご先祖様のためにも、お墓の管理が難しい場合は墓じまいを検討しましょう。

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